就労支援について

 

こんばんは。

 

6月4日の空想インタビューです。

 

地方創生シリーズの第6弾!

今日は大阪府豊中市高知県土佐町の就労支援についてまとめていきたいと思います。

 

豊川市と土佐町は連携して生活困窮者等の就労・社会参加の促進に向けて取り組んでいます。

 

この活動は豊川市が以前より未就職者や転職希望者に就農を支援していたこともあり、企画しました。土佐町と協力して就農体験を行い、都市から農業への移行を支える事業です。

 

活動の内容について簡単にご説明します。

 

豊川市と土佐町の活動

 ・豊川市が送り出し自治体、土佐町が受け入れ自治体という構図

・受入れ先で3週間の就農体験等をした後、希望が一致すれば、社員や研修生として雇用

・受け入れ地域の生活、住民との交流等を通して「安心」の獲得と「自信」と「労働」の回復を図る

 

豊川市と土佐町のケースでは農業に特化していますが、その自治体ごとのニーズに合わせて様々な職業に応用できますよね。

 

といことで豊川市、土佐町の取り組みについて空想インタビューしてきました。

 

 

1人目(43歳 女性)

なかなか就職に乗り出せない人もいますし、会社という組織が苦手な人もいますから新しい道ができることはいいんじゃないでしょうか。農業に関わる人が減ってきているっても聞きますし、有効活用してもらいたいですね。

 

2人目(31歳 男性)

こういう取り組みってもっとポピュラーになってもいいですよね。こういう支援を受けること自体が恥ずかしいことだって思う人もいると思うんです。そんなことはないし、それで助かる人もいるわけですから広まっていって欲しいですね。

 

3人目(37歳 女性)

この場合は農業ですけど、ほかの自治体とも連携をして選択肢が増えたら活用しやすいですよね。実際に他の土地に行って生活するのって勇気がいりますし就労体験できるっていうのもいいと思います。

 

 

インタビューではこのような意見がありました。

 

 

ではこの活動についてまとめていきたいと思います。

 

人口の偏りもありますし、それぞれの自治体が抱える課題も様々です。

課題を共有して今回の豊川市と土佐町のような形で解決につながる試みが生まれることもあります。

盛んな産業を支えることにもなりますし、「働きたい人」と「働き手が欲しい業界」で連携が取れるというのはいいことですよね。

 

1人目のインタビューにもありましたが、会社で働くことが苦痛な人もいます。

そんな人がいきなり農業などの自営業に踏み込むのは難しいですから、今回のような支援を活用して選択する職業の幅が広がるのは良いことかもしれませんね。

また、3人目の人が言うように協力する自治体が増えてさらに選択の幅が広がっていくのも期待したところです。

 

これも3人目の人が言っていますが、就労体験があり、働く前に段階を踏むことで挑戦するハードルも低くなりますよね。

いきなり知らない土地に行って働くのって結構勇気がいります。

僕も住み込みで10日間長野のペンションで働きましたが最初は慣れるのに精いっぱいでした。僕が人見知りなのもありますが、簡単なことではないですよね。

 

気になるのは2人目の意見です。

この制度自体は良いと思うのですが、実際に利用する人達はどう感じているのでしょか。

 

生活困窮者に対しては自立、就労、住居、学習などに関する支援を政府が行っています。

その実態はどうなのでしょうか?

2人目の人が言うように支援を受けることが恥ずべきことのように感じる人もいるでしょうし、ネットなどではこのような支援を受けている人に対しての心無い言葉も見かけますから、風当たりも強い印象です。

もちろん生活保護を不正に受給しているような例もありますし、税金が使われていますから黙っていられない気持ちはわかりますが、本当に必要としている人もいるのが現状です。

制度として見直しは必要かもしれませんが、配慮の足りない発言は控えるべきだと思います。

 

未就職の人の就労に関してですが、以前引きこもりについて空想インタビューしたことがあり、参考にした記事には「中高年の引きこもりが60万人を超える」というような内容がありました。

 

最近あった登戸での事件でも犯人が引きこもり状態であったことや、それが影響して息子を殺害した事件もありました。

世間では引きこもりに対する風当たりがさらに強くなっているような気がします。

 

こうなってしまうと引きこもりや未就職の人の立場はどんどんと悪くなり、そういう立場でいる自分が人間として否定されているような感覚になってしまうかもしれません。

 

ネットでは心無い言葉が飛び交い、犯罪者予備軍のように扱われ社会に出ようと思える人がどれだけいるのか、今回のような支援にたどり着ける人を増やすためには制度を作る前に世間の偏見を変えていく必要があるかもしれませんね。

 

少しレポートの内容とはそれてしまいましたが、「働いていないから」、「収入が少ないから」、「男だから」というようなおおざっぱな枠組みとらえて批判するのが好きではないんです。

 

 

今回のレポートのまとめとしては、

・各自治体が連携して互いの課題を解決するような連携をとることは良いことなので広がっていって欲しい

・制度としては良いが、利用しやすいような社会になるには世間の偏見をなくす必要があるのでは

といったところでしょうか。

 

 

脱線はしてしまいましたが、この豊川市と土佐町の取り組みも含め、これに類する支援に関してみなさんはどう思いますか?

 

ご意見ご感想などあればお聞かせください。

 

 

↓地方創生に関する過去の空想レポート 

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