コンパクトシティについて

 

こんばんは!

 

5月29日の空想レポートです。

 

今日も昨日に引き続き、地方創生について考えていきたいと思います。

 

昨日は北海道の「パ酒ポート」についてまとめました。調べているうちに北海道に行きたくなってしまいました。一度行ったことがあるのですが、今度行くときは新幹線に乗って行ってみいたいです。

 

さて、今日の空想レポートは北海道と少し南下して東北地方の事例を元にまとめていきます。

 

今日まとめる事例の共通点は「コンパクトシティ化」です。

地方創生として進めるコンパクトシティ化はどういうものなのか北海道夕張市岩手県大仙市の事例を元に進めていきます。

 

 

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コンパクトシティとは

・都市の中心に行政、商業、住宅などの都市機能を集中させる町づくりのこと

・市街地に集中させることで行政コストの削減や、近くに住むことによる交通渋滞の緩和、商店街などの商業施設の活性化などが期待される

 

コンパクトシティの概要としてはこういうことなんですが、あまりピンとこない人もいるかと思うので、夕張市と大仙市の事例を具体例として紹介します。

 

夕張市の取り組み

・図書館や児童館などの機能を備えた複合型拠点施設を整備して、それに合わせて拠点施設を交通ハブとして移動手段を確保することで公共交通の課題の解決を目指す

・同時に地域資源である天然ガスを活用し、公共施設や地域企業に提供することでエネルギーの地産地消を目指し、新たな雇用の場などの創出を計画

 

大仙市の取り組み

・駅周辺に中核病院や、認定こども園を導入することで新たな人の流れを創出

・病院の受診待機時間情報などを知らせるモニターを設置し、空き時間の有効活用を促し、まちなか回遊、購買機会の創出

・既存の組織にとらわれない商店の店主が新しいまちづくりの会社を立ち上げ、地元デザイナー、メディアと協力して魅力ある商品開発

 

簡単にまとめるとこんな感じです。

要するに公共の施設を集約することで交通機関を整備して利用しやすくしたり、その人の流れに合わせて経済の活性化を図るというのが大きな目的なのではないでしょうか。

 

というわけで今日はこのコンパクトシティについて考えていきたいと思います。

まずは空想インタビューからです。

 

1人目(33歳 女性 看護師)

コンパクトシティって聞いたことはあったんですけど、こういう狙いがあったんですね。確かに病院で受診したついでに買い物とかよくするので活性化に役立つんじゃないでしょうか。それに合わせて交通機関も整備されれば高齢者の方の通院や買い物とかの負担も減るんじゃないでしょうか。

 

2人目(37歳 女性 会社員)

こども園とか駅前にできてくれると嬉しいですね。会社が駅の近くなので通勤しながら送迎もできるし対応もしやすいです。ただ人気になって待機児童は出そうですけどね。でも必要なものが1か所に集まってくれるのは本当にありがたいです。

 

3人目(48歳 男性 会社員)

地方ではどんどん進めた方が良いと思います。たまに実家に帰ると買い物行くのも大変だし、利用者の少ない図書館とか見ると無駄のような気がします。親が高齢なので併せて交通機関も整備されてくれると運転とかの心配もなくなります。

 

 

インタビューは以上です。

 

 

実際の生活と照らし合わせて考えてみるとメリットもたくさんありますよね。

 

では、僕が調べていくうちに思いついたコンパクトシティのメリットと課題についてインタビューの内容もあわせてまとめていきたいと思います。

 

コンパクトシティのメリット

インタビューの中にもありましたが、「施設が集中することで移動が楽になる」、「交通機関が整備されて高齢者は運転などの負担が減る」というのはいいですよね。

大仙市の例でもありましたが、通院や子供を送迎するついでに買い物をしたりできるのは嬉しいですし、経済発展にもつながると思います。高齢者の運転も先日の事故が記憶に新しいところで、無理に運転することなく移動できることで事故が減るかもしれません。

これは僕の経験からですが、僕の実家のある地域は少子化も顕著で合併もしています。母校は廃校となり、隣接する地域と統合され、幼稚園から中学までが集中した場所にあります。そのことによって公共のバスの路線が整備され、スクールバスとしても機能しています。あわせて高齢者もバスを利用しているようで僕も活用しています。

それまで中学校ではスクールバスを出していましたが、公共のバスを活用することでコスト削減にもなり、経済効果もあるのではないでしょうか。

また以前レポートしましたが高齢者向けの住宅を市街地に集約することで交通の課題や、管理体制を改善した例もありました。

施設や住居を集中させるだけで交通、経済、健康の面で暮らしやすくなりますね。

 

コンパクトシティの課題

ここまでのことを考えても良い面は多いですが、実現に向けては様々な課題も考えられます。

例に出した夕張市ではコンパクトシティに向けた住宅の受け皿が足りないという問題も出ていますし、インタビューにある待機児童という問題も考えられますよね。

計画的進めるためにもすぐにできるようなものでなく、長期的な政策となるようです。

また、3人目のインタビューにあるように地方だと無駄に感じるような施設もありますよね。統合してコンパクトシティ内に作られるのはいいと思いますが、僕の地域でいう廃校などの活用法も考えていかないといけないですよね。

 中には廃校などを有効活用しているところもあるようなので今後の地方性の内容と絡めてご紹介していきたいと思います。

 

 

今日はコンパクトシティについて考えてきましたが、国土交通省なども推進している中、まだまだ成功モデルといえるような事例は少ないようです。

議会や有識者が頭で考えた策だけでなく、地元民の協力なくしては成功しないのかもしれません。地方に住んでいる人にとっては早急に考えなくてはいけない課題かもしれません。

 

みなさんはこのコンパクトシティについてどう思いますか?

ご意見ご感想お待ちしています。

 

↓地方創生についての昨日の空想レポート(北海道 パ酒ポート)

kuusoureport.hatenablog.com