わこう版ネウボラについて
こんにちは~
6月1日の空想レポート、地方創生シリーズ第4弾です!
最近、議員の問題発言が再三話題になっていますね。最近というか、定期的にありますけど(笑)
戦争発言もありましたが、「最低3人くらい産むように…」と発言した桜田議員に至っては「失言の製造機」なんて見出しも目にしました(笑)
戦争発言は、そもそもそんな発想がある時点でどうかと思いますが、「3人くらい産むように」というのは少子化対策には子供を増やすしかありませんから「産んでほしい」という願望が出てくるのは仕方ないのかなとは思います。ただ、立場とTPOをわきまえない発言は賢くないですけどね。
そんな桜田議員の発言を批判する声の中に「産めという前に産みやすい子育て環境を整えろ」といった趣旨の意見がありました。
「結婚手当」、「出産手当」という意見もありましたが、「お金をあげるから結婚してください、子供を産んでください」というのは無責任な気もしますし、「手当のために子供を産む」なんていう最悪の場合を考えると得策とは言えない気がします。
とはいえ、「子育て環境の整備」は進めないといけないことではあります。
というわけで、今日ご紹介する地方創生は出産・子育てに関するものを選びました。
まずは「わこう版ネウボラ」について簡単に説明します。
わこう版ネウボラとは
・ネウボラはフィンランド語で「助言の場」の意味、フィンランドの子育て支援「ネウボラ」を参考にしている
・妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を行うためのワンストップ拠点
・保健師、助産師、看護師などによる医療・ヘルス面、社会福祉士などによる福祉面で相談支援、マネジメントを受けることができる
・産前教室「プレパパママ教室」産後教室「新米ママ学級」、「赤ちゃん学級」の開催
・ショートステイ、デイケア、新生児一時保育などのサービスの提供
・その他、訪問型サービスや、栄養マネジメント、研修を受けた先輩ママのサポートなども充実
↓詳しくはこちらから(2019年和光市ネウボラガイドPDFファイル)
http://www.city.wako.lg.jp/var/rev0/0085/8794/20195131523.pdf
和光市ではこのようなサービスを受けることができます。
他にも同様のサービスを受けることができる自治体もあるみたいです。
↓詳しくはこちらから(厚生労働省 妊娠・出産包括支援モデル事業の取組事例集)
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/h26nshm.pdf
それでは空想インタビューを交えながらこの「わこう版ネウボラ」について考えていきたいと思います。
1人目(38歳 女性 パート)
地元を離れて暮らす人も多いので住んでいる地域でサポートが充実しているのはありがたいですよね。私も最初の子供の時に不安になってネットでいろいろ調べたんですけど、不安を煽られるような内容もあったので1人で抱え込むのはしんどかったです。どんどん広がっていって欲しいですね。
2人目(29歳 男性 会社員)
僕の仕事は出張が多くて、家に妻と子どもだけで残していくのが気がかりで近くに住んでいる僕の親に来てもらったりしていたんですけど、それはそれで妻にはストレスだったみたいですね。その時にこういうサービスがあったら妻にかかるストレスも軽減できたかもしれないですね。
3人目(32歳 男性 会社員)
子供を産むこととか考えると実家の近くに住んだ方が良いのかなとか、女性の場合は結婚や出産関係によって、ある種の制限を受けている人もいると思おうので女性が活躍する社会のためにも重要なサポートなんじゃないかなと思います。男もこういうサポートに敏感になっていかないといけないですね。
インタビューは以上です。
ライフスタイルが多様化している時代なので、出産に関するサポートも変化していかないといけないですよね。
核家族化が進んでいて親のサポートもなかなか受けにくいという家庭もあるでしょうし、2人目のインタビューにもあるように夫側の親のサポートは遠慮してしまったり、気疲れの原因になることもありますよね。
かといって1人で抱えるこめるほど簡単な問題ではないと思いますし、その大変さは独身男の僕には計り知れないです。
授かり婚ということもありますので前もって準備のしきれないまま不安を抱えて妊娠期を過ごす人もいるでしょうし、それでなくても1人目の時は右も左もわからないなんてことはよくあるんじゃないでしょうか。
不安な時でも「こんなこともわからないの?」なんて言われそうで相談できない人もいると思うので、気軽に相談できる場所や、新人妊婦に寛容な流れは良いことのような気がします。
また、相談だけでなく、家事や育児の訪問型サポートも受けることができるというのもいいですよね。
共働きが主流になってきていますから、育児を母親、父親だけでやるのは昔より大変になっている気がします。
ましてや、高齢者も働くような時代ですから親のサポートを受けるのもなかなか大変かもしれません。
そんな時に育児の大変さを共有しながら手伝ってくれる人がいたら、心強いですよね。
まんべなくサービスが浸透してくれればいいなと思いますが、もちろん人数制限などもあるため希望通りにサービスが受けれない人も、そもそも自治体単位で行っていることなのでサービスを受けれない地域の人もいるでしょう。
幼児教育を無償化することよりも受けられるサービスを増やすことのほうが効果的なような気がしますよね。
「お金がないから産まない」じゃなくて「大変だから産まない」だと思うんですが、違うんでしょうか?
先ほども述べましたが共働きが主流になってきています。女性も働きたいんです。いくら男性の育児休暇や家事分担が増えたとしても女性が育児をしたくないわけではありません。
求められているのは、”共働きしなくても子育てできる”ことではなく、”共働きでも安心して子育てできる”ことだと思います。
ですから、冒頭にあった「子育て手当」よりもこういうサービスや施設が増えること、育児をしながらでも働ける働き方が広まっていくことのほうが少子化対策になるんじゃないかなと思います。
みなさんは少子化対策、この「わこう版ネウボラ」についてどう思いますか?
ご意見ご感想があればお聞かせください。
~余談~
桜田議員の発言に対して「女性は子供を産む機械じゃない」というようなコメントもあったのですが、「お母さん、頑張って3人くらい産むように」じゃなくて「3人くらい産めるように頑張ってお父さん」だったら良かったんでしょうか。
セクハラや女性蔑視にならないか怖くて世の男性の表現の自由が奪われつつあるかも!(笑)
以上です(笑)
↓参考ページ(和光市ホームページ)
http://www.city.wako.lg.jp/home/fukushi/kodomo/you_2_16_1_5.html
↓地方創生についての過去の空想レポート