参院選感想 その2
こんばんは!
今日は投票率について考えていきたいと思います。
先日の参院選での投票率は48.8%で24年ぶりに5割を下回りました。
消費税増税、幼児教育無償化などの話題もあり、直前には年金2000万不足問題もあったため、政治に対する関心が高まっているような気がしていたため、少し意外でした。
大きく投票率があがるとも思いませんでしたが、まさか、5割を下回るような結果になるとも思いませんでした。
政権が代わったとして、頼りになりそうな政党がないというのもわかる気がしますが、いくら批判が集まろうと、支持率が下がろうと、選挙に影響が少ないのであれば与党も野党も国民を第一に考えた政策をとるとは考えにくいです。
「投票に行く」という行為は支持する政党を応援するということ以外に、政治家に”見ているぞ”とプレッシャーをかけることもできます。
騒ぐだけで行動を起こさない国民は怖くありませんし、政治家にいいようにやられてしまっても仕方ないのではないでしょうか。
「どうせ変わらない」ではいつまでたっても変わりませんね。
さて、投票率の話題に戻します。
24年ぶりに5割を下回ったと言いましたが、その時の投票率は44.52%でした。
前回の平成28年の参院選は54%、前々回平成25年は52%となっています。
これは参議院選挙のデータですが、衆議院の選挙でも近年では平成29年の選挙で53%、平成26年では52%と決して高くはないです。
では、平成7年に何があったのか振り返ってみます。
平成7年に起きた参院選までの主な出来事
それぞれについて詳しくはご自分で調べていただきたいのですが、政治的な事件ではロッキード事件が大きく、簡単に説明すると、田中角栄元首相が賄賂を受領していたことをめぐる事件です。
今年の参院選との共通項は災害ですね。
西日本での豪雨がありました。近年、豪雨による被害が多く、心配なところではあります。
ネットの記事では災害による影響も考えられると書いてありましたが、あながち間違いではないかもしれませんね。
そもそも投票に関しても、課題があります。
最近では福島の市議会議員選挙で障がい者のある人が親と投票に行ったところ、「字は書けるのですか?」と問われ、本来なら代理投票ができるのですが、十分な説明がなく投票せずに帰ってしまったということがありました。
そういった制度が浸透していないこともそうですが、そもそもマークシートにするなどの改善もあってもいいのかなと思いました。
それと若者の投票率の低さも長年言われていますが、僕は他県の大学に在籍しているという理由で投票できませんでした。
そういう人が投票率に関係しているのかどうかは分かりませんが、20歳になったら投票だ(今は18歳ですが)と思っていたのが、そうでないとなるのと一番関心を持ちやすい時期に参加できないのはもったいないなと思います。
自治体によっても違うようですが、なんとかならないかと思うところです。
課題はいろいろありますが、最初の方で言ったように投票するということは直接的な政治参加のほかに、監視的な役割も果たしていると思います。
あーだこーだと騒ぐのであれば、それに伴う行動が不可欠なのではないでしょうか。
~おわり~