知財(特許)の活用について
こんばんは~
5月26日の空想レポートです!
今日も今日とて暑かったですね。安倍総理もトランプ大統領もこんなに暑い中でゴルフとはお疲れ様ですね(笑)
今日は1日ゴロゴロしながら休日していたのですが、面白そうな取り組みがあったのでご紹介します。
内容をざっくり説明すると、特許庁が6月に福島県内に企業の下請け脱却と自社開発型に転換を支援する有識者委員会を設置するというものでした。
県の産業振興センターに専門職員が派遣されるようで、東北では初めてのことだそうです。
先日、福島県内にロボットテストフィールドができることについてレポートしたばかりだったのできになって調べてみました。
まず、設置に至った経緯についてですが、福島県内の中小企業は大手企業の下請けに回ることが多く、経営基盤の安定と産業振興のためにも自社技術の開発と技術を活かした製品製造が課題です。そんな状況を受けて、県は2017年から知的財産保護に精通した弁理士を派遣して企業を後押ししました。福島県内での知的財産の出願件数は増加傾向にあり、こういった状況を踏まえて特許庁が支援が必要と判断したようです。
支援の内容は、特許庁から派遣される専門職員が企業の情報収集し、有識者委員会に報告、報告を受けた有識者委員会が支援策を検討、検討結果を企業と専門職員で協議し事業化に結び付けるというものです。
専門職員は知財などに精通したコンサルティング会社に委託され、有識者委員会は自治体、大学、金融機関などが連携し構成されます。
今日はこの取り組みについて空想インタビューしてきました。
1人目(37歳 男性 会社員)
こういう取り組みがあるのを初めて知りました。中小企業はどうしても下請けに回ってしまい、立場の弱いイメージがありますよね。それでも技術は高かったりするので正当な評価を受けるためにも必要な取組かなって思いました。今回のは福島ですけど、福島からこういう流れが広がっていって活躍する中小企業が増えて欲しいですね。
2人目(21歳 女性 大学生)
ドラマの下町ロケットでも特許のことで揉めてたりしてましたよね。独自の高い技術を持っていても活かしきれていない企業もあると思います。高い技術を追求することと、それを活かすことはまた別の分野だと思うので、相談できるところができるのはありがたいんじゃないでしょうか。
3人目(29歳 男性 会社員)
下請けからの脱却とは言っても1つの企業だけでは限界があると思うので、県全体でこういう流れができるのはすごくやりやすいんじゃないかと思います。自治体や大学なども巻き込むことで地方創生の要素も入ってくると思うので、地域全体が活気づくような気がします。課題もあるんでしょうけど楽しみですね。
インタビューは以上です。
僕も初めて知ったのですが、良い取り組みのように思えます。
すでに長野大学では知財を活用して地域企業と商品化プロジェクトを行っていたり、知財(特許)に関心が集まっているようです。
インタビューの中にもありましたがドラマの下町ロケットでも特許を利用した製品で勝負していたような記憶があります。
過程でライバルの会社から特許侵害と言われるのですが、特許も申請すればいいというわけでもないようです。
形状や、素材なども細かく関係してくるので専門家のアドバイスがあるのとないのとでは全然違うようです。
知財の活用に関して2人目のインタビューにもありましたが、技術を向上させることと、技術を活用することは別の分野ですよね。中小企業だと新しい販路や、新しい商品を考える時間的余裕も人員も十分にあるところは少ないかもしれません。それが今回のようなサポートを受けることで活躍できる場が増えるといいですよね。
3人目の人も言っていましたが、地方創生という観点から見ても期待できますよね。先にも言いましたが、長野大学では知財を活用して地元企業と商品化プロジェクトを行っていたりします。
今回も有識者委員会の中に自治体や、大学も含まれるようなので地元と連携して盛り上げていって欲しいなと思います。
また、福島には以前のレポートしたロボットテストフィールドができますから、県内企業も活躍してほしいなと思います。
↓ロボットテストフィールドの空想レポート
今日は少し短めですが、暑いのでこの辺にしておきたいと思います。
みなさんも無理しないようにしてくださいね。
ご意見ご感想があればコメントよろしくお願いします!
http://www.nagano.ac.jp/education_research/J_/2018_01/index.html