「誰の味方でもありません」を観光 ~1日目 炎上する理由~
こんばんは!
6月18日の空想レポートです。
梅雨入りしてすっきりしない日が続いています。ニュースも老後の2000万問題や交通事故の話題などが多くて気分が晴れませんね。
というわけで今日から少し気分転換で古市憲寿さんの「誰の味方でもありません」を観光していきたいと思います。
「観光」という表現は本の中に出てくるもので、古市さんは様々な業界に「観光客」として参加しているとのことです。
本を出したりして人脈は広がったがそれを仕事につなげるわけでもないし、お願いすることと言えば一緒に写真を撮るぐらいでまさに観光客だと書いてありました。
テレビに出演している姿を見るとなんとなく腑に落ちるところがありますね。
そんなわけで古市さんの本を読み進めながら、だらだらと感想を書きながら観光していきたいと思います。
1人でやってもつまらないの空想観光ツアー客と一緒に観光していきます。
まず最初の観光スポットは「第1章 炎上したいわけではありません」の最初に書かれている「みんな乙武さんがうらやましかったのか」の部分です。
僕の解釈ではありますが、有吉弘行さんやマツコ・デラックスさんは炎上しそうなことを言っても苦労や不幸が見えて”うらやましくないから”炎上しないけど、炎上する人には炎上する理由として”うらやましい”という世間からの嫉妬の感情が含まれるということでした。
「乙武さんのこともみんなはうらやましかったのか。これほどまで嫉妬の対象になった障がい者がいただろうか」というわけです。
この部分について観光したツアー客の感想は…
1人目(21歳 男性 大学生)
嫉妬の感情があるっていうのはなるほどなって思いました。言われてみればって感じです。失敗とか間違いを叩く時ってその人を貶めたいって思いますけど、そう思う根底に嫉妬があるような気がします。
2人目(35歳 女性 主婦)
乙武さんの場合は嫉妬というか裏切られたって感じですよね。本とかテレビの発言とかで感心したり感動したりしたことが台無しに感じてしまうというか。それこそ不倫された感覚です(笑)
3人目(29歳 男性 会社員)
炎上しない人がうらやましくないというわけではないかなぁって思います。有吉さんと今ではお金持ちだし、うらやましいです。苦労していると尊敬の感情があるのかなぁって思います。
といった感じでした。
嫉妬の感情があるっていうのはなんとなく納得はできますよね。
少し前に戦争、卑猥発言で炎上した議員がいましたが、自分の発言の危機管理もできないような人が議員という立場にいることに嫉妬したと言えばそうかもしれません。
3人目の人が言うように「尊敬」という感情があれば、嫉妬という感情が関係ないように見えますが、乙武さんのような場合もありますし微妙なところです。
乙武さんの場合も2人目の人が言うように嫉妬とは別のところにあるかもしれませんが、「すごい人」というイメージから自分より上の存在に感じていた人が間違いを犯したということで、自分より上の人に対する感情だとすると嫉妬に似た感情かもしれませんね。
と、無理やり古市さんの説にこじつけてみました(笑)
個人的には叩くことでメリットのある人は炎上するし、メリットのない人は炎上するのかなぁと思います。
有吉さんもマツコさんも叩く人はいるでしょうけど、人気の人ですし、叩くことにメリットを感じる人が少ないから炎上しないだけかなと。
不倫がなくなることも、変な議員がいなくなることもメリットがありますし、古市さんの場合は人気はあるけど、一般論とは角度の違うところから発言することがありますから、世間の異分子のように感じてしまって敵を排除するような感覚なのかなって思います。
炎上している古市さんはうらやましくないですしね(笑)
古市さんのは観光客の意見だから目くじら立てることもないのに、「よそ者が偉そうに!」って感じですかね。
みなさんは炎上と嫉妬の関係性についてどう思いますか?
ご意見ご感想あればお聞かせください。
明日も「誰の味方でもありません」を観光します!
※ブログ内で古市さんの考えとして書かれているものは古市さんの文章を僕なりに解釈したものなので詳しく知りたい人、古市さんを炎上させた人は本を読んでみてください。