教師は魅力的ですか?

 

こんばんは!

 

5月22日の空想レポートです。

 

今日は快晴でした。買い物に行って少し歩いただけなのに汗をかいてしまい、冷えたコーラを飲んで思わず「あぁ~」と声が漏れました。

週末にかけて暑くなるようですので、溶けてしまわないように気を付けてください。

 

さて今日は、教員を目指す学生の減少について考えていきたいと思います。

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ヤフーニュースを見ていたら気になったので記事を読んでみたのですが、公立小学校において教員採用試験の全国平均倍率が2000年ごろは12倍近くあったのが2018年では約3倍まで下がっているようです。

記事では原因として「多忙なわりに給料が低い」、「民間企業での採用が増えたから」などが挙げられていました。

倍率が下がることによって「教員不足」、「教員の質の低下」が考えられ、初任給を引き上げたり、小学校の採用で音楽や体育の実技をなくしたりと各自治体で対策しているようです。

 

僕も大学に入るまでは教師になろうかなと考えていましたが、結局、教員免許を取っていません。なぜ取らなかったのかは後で書くとして、まずはこの教採の倍率低下について空想インタビューしてきました。

 

1人目(21歳 男性 大学生)

倍率が下がっていても、そんなに驚きはないですね。テレビを見ても、ネットを見ても教師に魅力を感じないです。多忙なことも理由の一つかもしれませんが、モンスターペアレントとか、いじめとか、抱えている問題が多いのが1番の理由なんじゃないかなと思います。採用のハードルを下げたり、賃金を上げたところで解決するとは考えにくいです。もっと守ってあげる体制とかつくってあげたらいいんじゃないでしょうか。

 

2人目(31歳 女性 会社員)

倍率が下がることで教員の質が低下するとは限らないんと思います。今まで採用されてきた教師だって成績は優秀でも不祥事を起こした人はいましたし。そもそも大卒ですぐ教師になって立派に働ける人はほとんどいないと思うので、2段階採用というか、育成採用のようなものも設けてみるのはどうなんでしょうか。講師として教員採用試験の勉強をしながら働くよりは良いような気がします。

 

3人目(41歳 男性 飲食業)

学校で改善すべきところって教員の質とか、給料なんでしょうか。お金は今と同じでも労働環境が改善される方が嬉しいと思うし、給料が増えたからといって教師になろうとする人が質が高いとは思えないですしね。必要なことは新しい人材を増やすことではなくて、今働いている人が教師って仕事が良い仕事だと思えるようにすることだと思います。生き生きと働いている教師の姿を見れば自然と目指す人が増えると思います。

 

インタビューは以上です。

 

確かに教師って職業が魅力的に感じる場面に出くわすことってなかなかないですよね。多忙であったり、親のクレームや教育委員会からの指示に圧迫感を感じながら仕事するのは辛そうです。

 

ちょっと気になったのですが。

教育委員会が学校側に改善するように指示」ってよく耳にするような気がするんですが、指示を受けた学校側に頼る専門機関のようなものはあるのでしょうか?

学校教育がきちんと行えるように教育委員会のような第三者機関が必要なのはわかりますが、指示を受けて学校側で解決することはなかなか難しいような気がします。

そんな時に教師や、学校が頼れる相談機関のようなものがあれば、いじめなどの問題解決にも役立ちますし、労働環境の改善にも効果的のような気がします。

学校、教育委員会などに関しての知識が薄いので、すでにあるのかもしれませんが、あるのであれば有効活用して欲しいですね。

教育委員会が力を持ちすぎているような気もします。

 

さて、教員志望者の減少についてですが、1人目、3人目のインタビューにもあるように、そもそも魅力的に感じている人は少ないのではないでしょうか。

 

僕が教員を目指すのをやめたのも魅力的に感じなかったのもあります。正直、給料とか多忙であることは気にしていなかったのですが、規制が多かったり、マニュアル的になっていたりして、「教師になるのは自分じゃなくてもいいかな」と感じたからです。

僕が憧れていた担任や、部活の先生たちは決して綺麗な指導をする人ではありませんでした。怒鳴ることもあったし、悪いことをした時には叩かれたり、腹パンくらったこともあります(笑)それが良いことだと言いたいわけではないのですが、綺麗ではなくても「人に教えてもらったな」と実感できたのが良かったんです。

今の感情を抑えた指導は一見すると綺麗ではありますが、効果的なのか僕は疑問に思ってしまいます。

 

というのは僕の個人的な感想ですが、モンスターペアレントに苦悩する教師など、教師としての生きづらさを感じる場面は多いですよね。

確かに魅力的には見えないかもしれません。

 

2人目の意見なんかは興味深いですよね。

教員採用試験に落ちても受かっても免許をもっていれば教師として働くことができますが、1年目からいきなり他の教師と同じように授業をしたり、業務をこなすのは大変ですよね。新人研修などはあるようですが、働きながら研修は負担なだけのような気がします。しっかりとした研修期間や、教師育成制度のようなものが整備されてもいいのかなと思います。いくら大学で学んで、教育実習しているからと言っても、いきなりベテランの先生のようにはいかないでしょうし、大変でやめてしまう若い先生もいるのではないでしょうか。

育成採用のような制度もあってもいいかもしれませんね。

 

いずれにせよ必要なことは、教育者を目指す人を増やすことではなく、教師の抱えている問題を解決することが1番のような気がします。

働きやすい環境が整えば、自然と志望者も増えるのではないでしょうか。

 

みなさんはどう思いますか?

ご意見ご感想お待ちしています。

 

 

↓参考記事(「多忙な教職」学生敬遠、公立小の採用倍率低迷…教委「質の低下」に危機感 ヤフーニュース)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190522-00010000-yomonline-soci&p=2